最終更新日:2023/08/31
業務用プリンターと家庭用プリンターの違い
プリンターが壊れて買い換える時や起業する際など購入を検討する時は、業務用と家庭用のプリンターを比較し検討する方も多いのではないでしょうか。最近では、一般家庭でも家庭用プリンターではなく業務用プリンターを検討する方が増えてきているようですので、納得いくまでプリンターを比較して使いやすく、コストパフォーマンスの良い機種を導入したいものです。
業務用プリンターと家庭用プリンターを比較する際には、「何が違うのだろう?」「どちらが得なのだろう?」「メリットとデメリットは?」という点を気にされる方も多いはずです。例えば業務用プリンターと言えば大きくて重い、置き場所に困る、などといった印象があるかもしれませんが、最近はコンパクトなサイズで価格も比較的手の届きやすいプリンターも出てきて家庭でも業務用を使う方が増えてきました。そこで、業務用プリンターと家庭用プリンターの違いについてご紹介します。
耐久性の違い
最近の業務用プリンターと家庭用プリンターを比較すると、家庭用プリンターは耐久性に欠けるため、数年ごとに買い換えが必要になってくる傾向にあります。一方で、業務用プリンターの耐久性は高く、業者による定期的な点検(メンテナンス)があることから業務用プリンターは安心して長く使用できるといえるでしょう。
コストの違い
プリンターを比較するうえで用紙のコストが気になるところですが、「用紙1枚当たりどれくらいの差があるのか」が気になります。メーカーや機種にもよりますが、一般的に家庭用プリンターのカラー印刷は、1枚あたり60円~80円程度、業務用プリンターは1枚あたり20円程と言われています。家庭用プリンターに比べて、3分の1以下で印刷ができます。
インクの違い
消耗品はプリンターを比較するうえで重要な要素となります。カラーインクの価格は、業務用は1万円~2万円程、家庭用は4,000円~5,000円が相場です。ただ、この価格だけを見ると高いと思われるかもしれないですが、実際に使ってみると家庭用プリンターでカラー印刷をすれば、すぐにインクが無くなってしまうのに対し、業務用プリンターは比較にならないほどの枚数を印刷できます。
家庭用プリンターに多い「インクジェット方式」で見過ごされがちなのが、テストで印刷を行わないと色が変わって出てきてしまうということがあります。皆様も写真の印刷で一番初めの印刷は予想とは違う色になってしまったことはあるのではないでしょうか。業務用プリンターはこうした色の変化も少なく、スピーディに業務に取り掛かることが可能です。また業務用プリンターのインクは大きいため処理に困ることがありますが、空トナーはメンテナンス時やトナー配送時に無償回収してくれます。
印刷方式の違い
家庭用プリンターはインクジェット方式(インクを用紙に吹き付ける印刷手法)が主流で、写真などの印刷に向いています。一方で、業務用プリンターはレーザー方式(レーザービームによりトナーを用紙に定着させる印刷手法)が主流で、用紙の種類を選ばないのでカタログや資料、そして図面やポスターなどの大きい用紙の印刷もできます。
印刷スピードの違い
印刷スピードを比較しても、業務用プリンターの方が格段に速く印刷することができます。インクジェットを使う家庭用プリンターは、乾燥に時間がかかるため待機時間があります。そして性能の良いプリンターの場合は自動で印刷待ちをするので、余計に時間がかかります。一方で、業務用プリンターは大量の印刷をする目的で作られているため、待機時間は少なくスムーズに大量印刷ができます。
用紙の違い
家庭用プリンターではA4サイズまでしか印刷できないのに対して、業務用プリンターではA3サイズの印刷が可能です。さらにポスターなどの長尺印刷も可能です。会社や商店などPOPを目立たせたい場合や会議などでボードに貼る場合、掲示板に貼る場合、図面が欲しい場合などには業務用プリンターの方が便利です。
また、給紙枚数にも大きな違いがあります。家庭用は100枚ほど、業務用は500枚~1,000枚ほど給紙できます。このようにトレーに入る枚数が多いため補給回数も少なくて済む、といったメリットもあります。また、オプションのトレーを使うと数千枚も入るものもあるので、重い用紙を大量に補給しなくて済みます。用紙やインク代、印刷スピードなどを総合して考えてみても業務用プリンターの方が使い勝手が良い点が多く挙げられます。
業務用にしかない機能
業務用プリンターには家庭用プリンターには無い様々な機能が搭載されています。
- 1. ビジネスシーンで欠かせないタブレット(iPad)やスマホから、直接クラウドサービスに接続することができる
- 2. 取り込んだ資料などをファイル化して保存することができ、グループで共有することができるので各自が必要な資料だけを印刷することが可能
- 3. FAX管理機能やICカード管理機能があるのでセキュリティ面で安心
- 4. 自動製本機能があり、カタログや冊子や本などの製本が可能
- 5. 家庭用のようにパソコンで編集しなくても合成や透かしなどの編集が可能
その他にも様々な機能があるので、家庭用と業務用のプリンターを比較してみても業務用の機能は充実しています。
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0120-844-028保証について
家庭用プリンターでは、メーカー保証と家電量販店の保証がありますが、両方合わせても長いもので5年ほどです。しかし、業務用プリンターでは保守契約があり、定期メンテナンスはもちろんのこと、故障や不調などの緊急時にもメンテナンスのプロが迅速に対応するため、不測の事態に対しても安心して利用できます。業務用プリンターには各社保守契約がいくつかあるので、お客様のご都合や状況に合った内容で比較検討されることをおすすめします。
カウンター方式とキット方式の違い
プリンタの用途 | 業務用 | 家庭用 | |
---|---|---|---|
耐久性 | 定期メンテで長期利用可能 | 数年ごとに買い替えが必要 | |
1枚あたりの印刷コスト | 20円程度 | 60円~80円程度 | |
インク | 価格 | 1~2万円程度 | 4~5千円程度 |
持ち | 家庭用とは比較にならないほどの枚数を印刷できる | すぐにインクがなくなる | |
色の変化 | 少ない | テスト印刷が必要 | |
印刷方式 | レーザー方式 | インクジェット方式 | |
印刷スピード | 速い | 業務用よりは遅い | |
適した印刷物 | カタログ、資料、図面、ポスターなど(大きい用紙の印刷が可能) | 写真 | |
用紙 | A3サイズや長尺も可 | A4サイズまで | |
給紙枚数 | 500~1,000枚程度 | 100枚程度 | |
業務用にしかない機能 |
|
なし | |
保証 | 保守契約あり | メーカー保証 | |
定期メンテ、緊急メンテナンス対応あり | 家電量販店の保証 |
業務用プリンターと家庭用プリンターはどちらを選ぶべき?
業務用プリンターと家庭用プリンターの特徴を理解しても、最終的にどちらを選ぶべきか決めかねている会社も多いでしょう。ここでは、利用頻度や機能について、どちらを選ぶべきかの判断基準をご紹介します。
業務用プリンターを導入するべき会社
業務用プリンターが向いているのは、以下のような特徴をもった会社です。
- 1. 月間印刷枚数1,000枚以上
- 2. 印刷する機会が頻繁にあり、一度に大量印刷することもある
- 3. 画質や文字の鮮明さを重要視する
- 4. 業務効率を向上させたい
月間の印刷枚数が1,000枚を超え、頻繁に印刷する機会のある会社は、業務用プリンターが適しています。ヘビーに使用する分、耐久力の高い業務用が望ましいだけでなく、1枚あたりの印刷スピードも業務用のほうが格段に速く、業務効率の向上も期待できるためです。
業務用のプリンターであれば、画像や文字が不鮮明で会議に支障をきたすこともありません。
家庭用プリンターを導入するべき会社
家庭用のプリンターが向いているのは、以下のような特徴をもった会社です。
- 1. 月間印刷枚数が少なく、プリンターの導入コストを限界まで安く抑えたい
- 2. 一度に大量の印刷する機会がない
- 3. 画質や文字の鮮明さはあまり気にしない
- 4. 業務効率が多少落ちても気にしない
月間印刷枚数が100~500枚程度であれば、家庭用のプリンターでも十分に役割を果たせます。ただ、一度に50枚以上印刷する機会が頻繁にあるような場合は、業務効率低下の可能性もあるため、業務用プリンターを選択したほうが無難です。
プリンターの選び方
業務用プリンターと家庭用プリンターの違いを理解したら、最終的にはどのプリンターを導入するか決めなければなりません。ここでは、プリンターを選ぶ際のポイントをご紹介します。
プリンターのタイプを決める
プリンターには、「インクジェット」と「レーザー」の2種類があり、それぞれ特徴が異なります。インクジェットプリンターは、小型のタイプが多く高精細な印刷が可能なため、文字以外にも画像などを印刷する機会の多いオフィスでは重宝するでしょう。一方で、1枚あたりの印刷コストが高いというデメリットも存在します。
レーザープリンターは、印刷スピードが速く、文字を大量に印刷するのに向いています。ただ、カラープリントを苦手とするため、POPやチラシを作成する商店などには適していないかもしれません。
Wi-FiやBluetooth対応の必要性を考える
以前は、使用する際にパソコンに接続するタイプのプリンターが一般的でしたが、現在はWi-Fiを利用したワイヤレス接続に対応したプリンターが主流です。Bluetoothを搭載し、パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットから管理できるタイプのプリンターも増えているため、オフィスにWi-Fi環境がない場合でも安心です。
ただ、プリンターの使用頻度がそれほど高くない場合は、こういった機能は不要かもしれません。プリンターの導入する場合は、Wi-FiやBluetooth対応の必要性を検討しましょう。
プリント以外の機能の必要性を考える
最新のプリンターには、プリント機能以外にもコピーやスキャナー、FAXなどの機能が搭載されているものもあり、「複合機」と呼ばれます。プリンターを導入する場合は、上記の様なプリント以外の機能の必要性を検討しましょう。
とくに、レーザープリンターは複合機タイプが少ない傾向にあるため注意が必要です。
対応用紙サイズを確認する
家庭用プリンターの多くは、A4サイズまでしか対応していません。通常の印刷であれば問題ないように感じますが、お店のチラシやPOPを作成する場合など、A4サイズでは物足りないケースも考えられます。
A4サイズよりひと回り大きいA3サイズの印刷が可能なプリンターを選ぶ場合は、業務用プリンターから選択するのがおすすめです。
おわりに
総合的に比較してみると、家庭用プリンターよりも業務用プリンターの方が使い勝手はもちろん、コストパフォーマンスも良く、ビジネスでは欠かせないところではないでしょうか。会社や事務所だけでなく、一般家庭、PTAや自治会・サークルなどで利用するにしても、写真以外の印刷をする場合には、業務用プリンターの方が適しているといえるでしょう。
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