最終更新日:2023/08/31
コピー機・複合機の消費電力はどのくらい?オフィスの節電対策
資源エネルギー庁発行の資料によれば、オフィスビルにおける電力消費比率は、空調が一番大きく、照明、OA機器と続いています。その中でOA機器の電力消費比率は年々増加傾向にあり、OA機器が消費する電力を減らすことは、オフィスの節電対策として有効であるといえるでしょう。
オフィスで毎日のように使用されているコピー機・複合機の消費電力がどのくらいなのか、そして、どのような節電対策があるのかをご紹介します。
コピー機・複合機の消費電力
消費電力の種類
コピー機・複合機の消費電力をわかりやすく表す数字には、「最大電力」「動作時平均電力」「待機時電力」の3種類があり、また国際的な指標値として「TEC値」というものがあります。
【最大電力】
コピー機・複合機は、電源を入れる瞬間を除き、待機状態からコピーや印刷を始める瞬間に最も電力を使用します。この値を最大電力といいます。
【動作時平均電力】
動作時平均電力とは、コピーや印刷など、継続して動作しているときの平均的な値です。この動作時平均電力と動作時間から電力消費量を求めることができます。
【待機時電力】
スリープやスタンバイ状態で消費する電力が待機時電力です。消費電力が異なる複数の待機モードを選択できる機器もあります。それぞれのモードにおける待機時消費電力と待機状態から印刷を開始するまでの時間は反比例の関係になっており、消費電力が大きい待機モードは印刷開始までの時間が短く、小さい待機モードでは長くなります。
【TEC値】
消費電力を比較する値として、TEC値という国際的な指標値があります。1週間のうち、5日間は印刷とスリープ(または電源オフ)状態、2日間はスリープ(または電源オフ)状態という仮想使用環境をもとに消費電力を算出したもので、機器の省エネ性能を知るために欠かせない数字です。単位はkWh(キロワットアワー)で、数字が低いほど省エネ性能が高いことを表します。
電力の消費レベル
コピー機、プリンター、パソコンの中で最も年間消費電力が大きい機器は、コピー機の954kWh。そしてプリンター(216kWh)、パソコン(131kWh)の順に続きます。さらに、コピー機にファクシミリやプリンターが付いた複合機ともなると、もっと大きな電力を消費します。オフィスで有効な節電を実行したい場合、特に複合機の使い方に気を配る必要があるでしょう。
その上で、最大電力値、動作時平均電力値、待機時電力値という3つの数字をいかに減らすか、各々に関する具体的な節電対策を考えることが必要です。
節電対策
割り付け印刷を行う
割り付け印刷とは、1枚の用紙に複数ページ印刷する機能です。1枚の用紙に4ページを印刷するモードであれば、総印刷時間は、単純計算で4分の1になります。全面印刷する必要性がない社内資料や参考資料は、この方法で印刷するように心掛けることで、印刷回数を減らすことができます。
まとめて印刷する
コピー機・複合機は動作時と非動作時の電力消費量の差が非常に大きいことが特徴です。そのため、印刷を行う場合はなるべくまとめて行うことをおすすめします。
スリープモードを有効に使う
一定時間稼働がない場合、自動的にスリープモードになるように設定しておきましょう。しかし、スリープモードから印刷可能になるまでの起動時間があまりに長い場合は、仕事の効率や生産性に影響がでてしまう場合があります。職場の状況に合わせたスリープモードを使用してください。スリープに入るまでの時間を短時間にすることも有効です。
電源を切る
ファクシミリ機能の付いている複合機以外の機器では、自動電源オフ機能を利用しましょう。深夜などの通常は使用しない時間帯に自動的に電源が切れるように設定することで、余分な待機時電力を削減することができます。さらなる節約のためにコンセントを抜くという方法もありますが、インクジェット式の機器ではあまりおすすめできません。インクジェット式の機器では、コンセントを差した後に電源を入れると自動クリーニングを実行する機能を持った機器があり、このときにたくさんのインクを消費してしまうためです。
使用頻度に合った機器を選ぶ
インクジェット機器はレーザー機器よりランニングコストが高く掛かりますが、消費電力は圧倒的に低いことが特徴です。そのため、コピー量・印刷量の少ない職場では、総合的に節約につながります。
おわりに
生産性を維持したまま節電効果を得るためには、職場の使用状況に合った節電方法を取り入れることが重要です。一度オフィス内を調査して、使用していない機器、もしくはほとんど使用していない機器を洗い出してみてはいかがでしょうか。そしてご紹介した節電方法の中から、自社に適した方法を検討してみてください。
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