最終更新日:2023/09/06
効率的なスキャン・コピー・FAXを実現する複合機のADF機能
現在のコピー機・複合機にはさまざまな機能が搭載されています。また、どんどんと追加されていく機能も業務効率を上げることのできる便利なものばかりです。その中でも「ADF」は、近年のコピー機・複合機には標準搭載されていることが多いとても便利な機能のひとつ。こちらでは、ADFの概要や主な種類、使い方などについてご案内します。
ADFとは?
まずは、ADFについて基本的な概要をおさえておきましょう。
ADFとは「Auto Document Feeder」の略であり、日本語では「自動原稿送り装置」を意味します。文字通り、自動で原稿を送る装置のことです。もしくは、この機能を指してADFということもあります。
コピーやスキャン、FAX送信を行う際、通常はコピー機・複合機のガラス面に原稿をセットします。しかし、この方法では複数枚のコピーやスキャン、FAXを行う際に、都度原稿をセットし直さなければなりません。数枚程度であれば問題ありませんが、大量の原稿を読み取る際には時間がかかってしまうでしょう。
一方、ADFを利用すれば大量の原稿読み取りも短時間で終わらせることができます。装置のトレイに読み取りが必要な原稿を重ねてセットしておくだけです。すべての原稿が読み取られてから回収すればよいため、手間もかかりません。
近年のコピー機・複合機では標準的な機能であり、多くのメーカーが搭載モデル、もしくはオプションで搭載できるモデルをリリースしています。スモールオフィス向けのコピー機・複合機でもADF搭載モデルは少なくありません。資料のコピー、文書の管理、FAX送信が多い現場にとって、大きな力になる機能といえます。
ADFの種類
ADFには主に「両面原稿自動反転ADF」と「両面同時読み取りADF(1パス両面ADF)」の2種類があります。それぞれについて、簡単にご説明します。
両面原稿自動反転ADF
両面原稿自動反転ADFは、片面を読み込んだ後に、装置内で用紙を裏返しもう一面を読み取るタイプのADFです。ADFとしては一般的なタイプであり、多くのモデルに搭載されています。ただし、装置内で原稿を動かすため原稿に傷がつく可能性があるほか、後述する両面同時読み取りADF(1パス両面ADF)に対して両面の読み取りに時間がかかるというデメリットがあります。
両面同時読み取りADF(1パス両面ADF)
両面同時読み取りADF(1パス両面ADF)は一度の原稿送りで原稿の両面を読み取るタイプのADFです。原稿を裏返さないため、用紙のダメージを防ぐことができます。また、上述した両面原稿自動反転ADFに対して読み取り時間が短縮されるというメリットもあるため、多くの原稿をコピー・スキャンしなければならない環境に最適です。ただし、両面原稿自動反転ADFに対して一般的ではなく、搭載されている機種が限られています。
ADFの使い方
ADFの一般的な使い方についてご紹介します。操作感はメーカー・モデルによって細かく違いますが、大まかな使用方法は以下のとおりです。決して難しいことはなく、誰でも使えるように設計されていますので、覚えておきましょう。
1.原稿をセットする
スキャン・コピーする原稿をADFにセットします。モデルにもよりますが、片面読み取りの場合は、読み取り面を上にセットするのが一般的です。指定されている上限枚数を超えないように、また、斜めにセットしないように注意してください。
2.原稿ガイドを調節する
原稿をセットしたのち、用紙のサイズに合わせて原稿ガイドを調節してください。原稿ガイドとは、用紙サイズに合わせて原稿を固定できるスライド式のバーのことです。
3.読み取りを開始する
原稿のセット、原稿ガイドの調節が完了したら、コピー機・複合機の開始ボタンを押します。自動の原稿読み取りが始まりますので、後はすべての原稿の読み取りが終了するまで待つだけです。
ADFのトラブル対処法
ADFは便利な機能ですが、トラブルが起きることも少なくありません。ADFで起こりがちなトラブルの例と、それぞれの対処法をご紹介します。
紙詰まり
ローラーで原稿を送るADFでは、原稿が詰まってしまうこともあります。原稿詰まりが起きている場合は、入り口、もしくは出口から原稿をゆっくりと引き抜いてください。ローラーが傷んだり、原稿が破れて取り出しが難しくなったりする場合もあるため、強い力は入れず、ゆっくりと少しずつ引き抜きましょう。また、機器の特性上を厚い用紙ほど紙詰まりを起こしやすくなります。特に、普通紙以上の厚さの原稿は紙詰まりを起こしやすいため、ADFで読み取るのはおすすめできません。
読み取りデータの黒い線
コピーした印刷物やスキャンしたデータに黒い線が確認された場合は、読み取り部分に不具合が生じていることが考えられます。読み取り部分を清掃すれば解決できる可能性がありますが、難しい場合やメーカーやリース会社のサポートを利用するのが無難です。
読み取り不可
そもそも原稿を読み取れない場合は、さまざまな理由が考えられます。代表的なチェック項目は以下のようなものです。
● 読み取り面を表裏逆にセットしている
● 原稿が破損している
● 四角形以外の原稿をセットしている
● 感熱紙をセットしている
このような場合は、読み取りで不具合が生じる可能性があります。
もし、いずれにも該当しない、原因が分からないといった場合はコピー機・複合機メーカーやリース会社へ問い合わせしたほうがよいでしょう。
ADFとガラス面の使い分け
ADFを利用すると、従来時間がかかっていた大量の原稿の読み取りも効率的に終わらせることができます。しかし、ガラス面からの読み取りがまったく必要なくなった、というわけではありません。ではADFとガラス面はどのように使い分けるのが適切なのでしょうか。ガラス面での読み取りが適している場面についてご紹介します。
厚い原稿の読み取り
ADFは厚い原稿を読み込むと紙詰まりが発生することがあります。また、極度に薄い紙についても対応していません。原則として、普通紙の読み取りを前提に設計されています。
対して、ガラス面での読み取りでは紙の薄さが問題になることはありません。一般的な普通紙以外の読み取りも可能です。厚紙や画用紙の読み取りもできます。
本・冊子状の原稿の読み取り
ADFはローラーで取り込める原稿しか読み取りできません。つまり、本や冊子については読み取りができないということになります。反面、ガラス面であれば、該当ページを開いてのせることで、冊子・本の読み取りも可能です。書籍などから資料を作成したい場合は、ガラス面のほうが適しているでしょう。
ADF搭載モデルはリースで導入
ADFは、基本的に業務用のコピー機・複合機に搭載されている機能です。業務用モデルの本体価格は高く、新品で購入する場合は一時的に大きな負担が発生します。そのため、初期費用がかからずコストを分散できるリースで導入するのが一般的です。
コピホーダイでは、ADF搭載の業務用コピー機・複合機を多数リース提供しています。印刷速度の幅も広く、オフィスの印刷頻度に合わせて最適な機種をお選びいただきます。ADF搭載モデルをお探しの企業様は、ぜひお問い合わせください。
複数の原稿も手間なくスピーディーに読み取りできるADF。作成する資料や、スキャンで管理する資料が多い現場では欠かせない機能です。FAX送信で役立つ場面も少なくありません。
一部、ADFでの読み取りが適していない場面もあるため、ガラス面読み取りとの使い分けが求められます。リースでADF搭載の業務用コピー機・複合機を導入し、オフィス業務の効率化を図りましょう。
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