現在はさまざまなメーカーがコピー機・複合機を取り扱っています。各メーカーによる競争も激しく、頻繁に魅力的な機能が追加された製品がリリースされている状況です。導入を検討する際は、当然、複数のメーカーを比較していくことになります。今回は、シャープ（SHARP）のコピー機・複合機をピックアップし、その特徴や機能をご紹介いたします。

シャープ（SHARP）ブランド紹介

シャープ（SHARP）は1935年に設立されたメーカーです。当初はシャープペンシルの生産を行っていました。関東大震災でシャープペンシル工場を失ったことをきっかけに、電気製品の開発に着手しています。

シャープ（SHARP）がコピー機の生産を開始したのは1972年です。以降、40年以上の歴史のなかで累計生産台数は1800万台を超えています。2001年には複写機・プリンター業界では世界で初めて米国認証機関から、セキュリティ認証である“Common Criteria EAL2”^※1を受けました。さらに2019年には欧米向けオフィス機器の民間評価機関BLI社^※2から「年間最優秀コピア複合機ラインアップ賞(2019 Copier MFP Line of the Year Award)」を受賞^※3しています。

出典：
※1 Common Criteria EAL2
http://www.sharp.co.jp/business/print/download/manuals/securityguide.pdf
※2 BLI
http://www.sharp.co.jp/catalogdownload/btob/printer/print/SHARP-print.pdf
※3 2019年受賞
https://corporate.jp.sharp/corporate/awards/1901_4/

家庭用電化製品のイメージが強いシャープ（SHARP）ですが、上述したコピー機・複合機をはじめとする業務用機器の製造にも積極的です。近年はオフィスユースを意識した「MX」シリーズのリニューアルを頻繁に行っています。

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機に共通する特徴

総合電機メーカーとしてさまざまな電気製品を手がけているシャープ（SHARP）。コピー機・複合機についても、幅広いニーズを意識した製品設計が目立ちます。複合機・コピー機の製品ラインナップに共通している特徴についてご紹介します。

シャープ（SHARP）複合機の操作性

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機の最大の魅力はタッチパネルの使いやすさです。10.1インチの大型タッチパネルにシンプルなアイコンが表示されるので、このアイコンを直感的に選択するだけでコピーやスキャンが可能になります。

さらに、ホーム画面はカスタマイズも可能で、オフィスや部署によって使用頻度の高い機能のアイコンを、ドラッグアンドドロップでタッチパネル上の使いやすいポジションに表示できます。また、操作パネルの角度や高さの調整も可能です。

これらの高い操作性はビジネスシーンにおいて、生産性の向上につながるでしょう。

シャープ（SHARP）複合機の印刷スピード

シャープ（SHARP）の複合機は原稿の両面を同時に読み取ることができるため、大量の書類も素早く取り込めます。さらに、フルカラーでもモノクロでも同じ速度で印刷できるため、特にカラー印刷においては高速印刷を実感できるでしょう。

また、シャープ（SHARP）複合機は、人感センサーをタッチパネルの下に搭載しています。ユーザーが接近するだけでスリープモードから復帰し、使用できる状態になるため印刷までの待ち時間がありません。

さらに、印刷中に機械を止めることなく用紙補給やトナー交換が可能なので、消耗品補充によるタイムロスを軽減できます。

シャープ（SHARP）複合機の印刷クオリティ

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機は、原稿が写真か文字かを自動的に判別します。それぞれの原稿の情報に合わせた印刷を行うため、文字ははっきりと読みやすく、写真は鮮明に複写できます。

カラー画像では、独自のイメージセンサーの技術やトナーの改良により、原稿の色を高画質のまま再現可能です。今までよりもさらに鮮明に美しく印刷できるため、文書だけではなく写真や設計図などを印刷するオフィスでは恩恵を受けられるでしょう。

シャープ（SHARP）複合機のエコロジー

あらかじめスケジュール設定をしておけば、仕事の休憩時間や終業時間以降になると自動的に電源がOFFになります。また、一定時間使用していない場合、自動的にスリープモードに移行する省エネ機能も設定可能です。スリープモードは学習機能も備えているため、過去の使用履歴から使用頻度の低い時間帯と判断すれば、短時間でスリープモードに移行します。

また、スキャンやファックスの時にはコピー機能に必要な加熱を行わないため、消費電力を抑えられます。

シャープ（SHARP）複合機の耐久性

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機は、温度変化や湿度変化が激しい環境でも比較的安定して稼働するという評価を受けています。また、メンテナンス・保守サービスは比較的対応が早いという声も多くあるため、トラブルの際も安心です。

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機の仕様と機能

ほかのメーカーと同様、シャープ（SHARP）も近年はオフィスのニーズに沿った仕様変更・機能追加を行っています。セキュリティ面、ネットワーク面の特徴をご紹介しましょう。

シャープ（SHARP）複合機のセキュリティ

シャープ（SHARP）の複合機では、本体ハードディスクのメモリーに蓄積されたデータは暗号化され、印刷後やファックス送信後には自動的にデータ消去を行います。また、一度地紋印字された文書を再コピーすると、文書の背景に模様や文字を浮かび上がらせて印刷される不正コピーを防止するための地紋印字機能も搭載されており、出力した紙文書からの情報漏えいを防ぐことが可能です。

さらに、万が一情報漏えいが発覚した時には、いつ、どの複合機で、誰が出力したのかを追跡できます。このように、シャープ（SHARP）の複合機・コピー機では、高度なセキュリティを実現できます。

シャープ（SHARP）複合機のネットワーク

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機は社内の無線LANを利用できるほか、スマートフォンなどのモバイル端末との連携も可能です。複合機でスキャンした文書データをモバイル端末に転送して閲覧できます。反対に、モバイル端末に保存している文書や写真を複合機で印刷することも可能です。

さまざまなクラウドサービスとも接続できますので、データのアップロード、保存、共有も簡単です。会議資料などを印刷せずにデータとしてタブレットに取り込んで活用することで、ペーパーレス化も促進できます。

シャープ（SHARP）製のプリンターを選ぶメリット

シャープ（SHARP）は、言わずと知れた日本の総合家電メーカーです。スマートフォンのAQUOSシリーズや、パソコンのメビウスシリーズ、プラズマクラスター製品など、数多くの電化製品を生み出してきました。そこで培われた使い勝手やユーザーファーストの精神は、プリンター作りにも活かされており、ビジネスシーンや家庭などさまざまな場所で利用されています。ここでは、シャープ（SHARP）製のプリンターを選ぶメリットをご紹介します。

高いコストパフォーマンス

シャープ（SHARP）製のプリンターを選ぶ最大のメリットは、高いコストパフォーマンスにあります。シャープ（SHARP）をはじめとした家電メーカーは、高度経済成長期を経て長年価格競争にさらされてきました。そこで、製品としての性能と価格のバランスが取れたものが求められるようになったのです。

シャープ（SHARP）のプリンターも例外ではありません。シャープ（SHARP）のプリンターは、とくに本体価格の安さに定評があり、保守サービス期限の切れた中古品であれば5万円以下で販売されることもあります。

もちろん、性能面も前述の通り通常の使用用途であれば申し分ありません。ユーザービリティの考えられたタッチパネルやドラッグアンドドロップなどの操作性、印刷スピードやクオリティなど、オフィスで活用すれば業務効率の改善が期待できるでしょう。

ビジネスシーンでもハードに使用できる耐久性

シャープ（SHARP）製のプリンターは、コストパフォーマンスだけでなく耐久性にも定評があります。自宅にプリンターのない方でも、コンビニのコピー機や複合機を使用する機会はあるでしょう。コンビニのコピー機や複合機は、シャープのシェアが6割を占めるというデータがあるのです。

プリンターは精密機器であるため、湿度や温度の差異が少ない環境で使用するのに適しています。ただ、コンビニは人の出入りも多く、季節による温度変化、雨や雪の降りこみなどもあるため、プリンターにとっては決して良い環境ではありません。

それにもかかわらず多くのコンビニでシャープ（SHARP）製のプリンターが採用されているのは、他のメーカーと比較して耐久性に優れているためです。目立った不具合が少なく、毎日利用者がいても十分対応できる性能も備えています。

プリンターにとって、一般的にオフィスはコンビニより良い環境であるため、安心して使用できます。また、印刷時の動作音が他のメーカーと比べて静かという評価も受けており、シャープ（SHARP）製のプリンターはオフィスユースにより適したモデルといえるでしょう。

どのメーカーのプリンターを導入するか悩んでいるのであれば、まずは耐久性とコストパフォーマンスを兼ね備えたシャープ（SHARP）製のプリンターを導入するのもひとつの方法です。スターティアの提供する「コピーホーダイ」であれば、レンタルやリースによる導入後に機器を変更するなどの相談も承っています。

他の家電メーカーに負けない保守サポート能力

シャープ（SHARP）は、総合家電メーカーとしての地位を確立しており、機能面だけでなくメンテナンスや保守サポート能力でも高い評価を受けています。オフィスでプリンターを使用する場合、少しの故障が業務効率に大きな影響を与える可能性も考えられます。シャープ（SHARP）は、電話後すぐにメンテナンスの担当者がかけつけて状況の確認や修理にあたるため、故障や不具合による影響を最小限に抑えられるでしょう。

ビジネスシーンでプリンターの導入を検討する場合は、製品の質やコストパフォーマンスだけでなく、万が一のときの保守サポート能力や迅速な対応の可否なども考慮したいところです。

さまざまな紙質・用紙サイズに対応

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機では通常のコピー用紙への印刷だけでなく、クリアホルダーや耐水性のPOP用紙への印刷、1,300mmまでの長尺プリントも可能です。

また、シャープ（SHARP）のデジタル複合機「MX」シリーズを導入したオフィスでは、インターネットのPOP作成サービスを利用できます。商品ポップやポスター、PR品の作成を外注することなく、社内で簡単に完結できます。

シャープ（SHARP）のおすすめ製品

シャープ（SHARP）は小規模オフィスからミドルオフィス向けの製品を多数ラインナップしています。近年は大型のタッチパネルや人感センサーなど、オフィス環境がスマートになる機能を搭載したモデルのリリースに積極的です。シャープ（SHARP）の製品群のなかから、おすすめの製品をピックアップしてご紹介しましょう。

MX-6171

「MX-6171」は2019年2月に発表された「MX」シリーズ最新機種のひとつ。カラー・モノクロともに1分あたり61枚コピー可能なミドルオフィス向けの製品です。ログインの方式として、あらかじめ作成したアカウントのアイコンをタッチするだけの「クイックログイン」を採用しています。そのほかにも、人感センサーやクラウドサービスとの連携など、オフィスユースを意識した機能が豊富です。フィニッシャー、中継ユニット、大容量給紙デスク、大容量給紙トレイをオプションとして搭載できます。

MX-C306W

「MX-C306W」は2018年12月に発表された、デジタルフルカラー複合機です。頻繁に使う機能のみを表示する「シンプルモード」搭載のタッチパネルにより、オフィス業務の効率化に貢献します。1分あたり110面のスキャンができる両面同時読み取り原稿送り装置を標準搭載しているスキャナー機能のほか、プリント機能ではカラー・モノクロともに1分あたり30枚の出力が可能です。幅491×奥行568×高さ565mmとコンパクトなため、小規模なオフィスにも無理なく設置できます。メインマシンと連携もできるため、サブ機として導入されるケースが多いようです。

MX-3661

「MX-3661」は、2018年10月に発表されたデジタル複合機5製品のうちのひとつ。後発の製品に搭載されているクイックログイン、人感センサー、クラウドサービス接続、マシンの状況を通知するコミュニケーションランプといった機能を網羅しています。印刷スピードはカラー・モノクロともに1分あたり36枚と、それほど印刷頻度が多くないオフィスであれば十分なスペックです。幅608×奥行650×高さ834mmと、サイズもそれほど大きくありません。スペックとコスト、サイズのバランスが良好なモデルといえます。

シャープ（SHARP）複合機を利用している方からの声

業界内ではコストが低いことで知られているシャープ（SHARP）のコピー機・複合機。比較的気軽に導入できるといえますが、導入に踏み切る前に評判が知りたいという方も多いでしょう。実際にシャープ（SHARP）のコピー機・複合機を利用している方からの声をご紹介します。

業界内ではコストが低いことで知られているシャープ（SHARP）のコピー機・複合機。比較的気軽に導入できるといえますが、導入に踏み切る前に評判が知りたいという方も多いでしょう。実際にシャープ（SHARP）のコピー機・複合機を利用している方からの声をご紹介します。

業界内ではコストが低いことで知られているシャープ（SHARP）のコピー機・複合機。比較的気軽に導入できるといえますが、導入に踏み切る前に評判が知りたいという方も多いでしょう。実際にシャープ（SHARP）のコピー機・複合機を利用している方からの声をご紹介します。

シャープ（SHARP）の製品はこんな企業におすすめ

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機は他メーカー製品と比較すると低コストで導入できます。また、わかりやすさや使いやすさへの配慮が行き届いており、導入した段階ですぐに使える点も高評価です。これらの点から、これまで複合機・コピー機を使用したことがない方でも、気軽に導入できるメーカーといえるでしょう。

耐久性やメンテナンス・保守対応についても高い評価を得ています。業務のうえでコピー機・複合機の役割が重要な位置を占めている企業、また故障によるコストをかけたくない企業にもおすすめです。

また、シャープ（SHARP）の製品は全体的にスリムでスタイリッシュです。小規模なオフィスや製品の外観を気にする方にもおすすめできます。

まとめ

シャープ（SHARP）のコピー機・複合機では、高度なセキュリティを保ちながら、スマートフォンなどの外部通信機器との連携や、クラウドの利用が可能です。

ユーザーにとっての使いやすさ、業務効率や生産性の向上、さらに環境に配慮した機能などが評価され、日本だけでなく海外からも数多くの賞を受賞しています。世界各国で高い評価を得ているシャープ（SHARP）のコピー機・複合機の導入によって、ストレスのない快適なオフィスワークが実現できるかもしれません。オフィスの業務を効率化させるコピー機・複合機をお探しの企業さまは、シャープ（SHARP）の製品を選択肢のひとつとして加えてみてはいかがでしょうか。