東芝テック (TOSHIBA TEC) のコピー機・複合機
東芝テック(TOSHIBA TEC)のコピー機複合機の特徴
日本を代表する電機メーカーのひとつである東芝テック(TOSHIBA TEC)。コピー機・複合機をはじめとするOA機器産業には多くの家電・電機メーカーが参入していますが、東芝テック(TOSHIBA TEC)もそのひとつです。厳密には、(株)東芝の連結子会社の東芝テック(TOSHIBA TEC)が、コピー機・複合機事業を行っています。
東芝テック(TOSHIBA TEC)は日本に複合機を持ち込んだFujifilm(旧富士ゼロックス)とほぼ同時期に複合機の販売を始めたといわれており、複合機メーカーとしての歴史が長い企業です。日本市場でのシェアはトップ5に入っていないものの、世界規模のシェアでは約20%を占めています。日本人にとって東芝テック(TOSHIBA TEC)のコピー機・複合機はなじみが薄いかもしれませんが、決して評価が低いわけではありません。
現状、東芝テック(TOSHIBA TEC)はコピー機・複合機業界のなかで唯一パソコンを開発しているメーカーになります。展開しているコピー機・複合機には、パソコンと同様に自社開発のメモリやHDDが搭載されているため、稼働の安定性に優れていると考えられています。
また、ユーザビリティが意識された設計は家電を手がけているメーカーならではであり、搭載されているタッチパネルは見やすさに配慮して大型に設計されており、メニューの視認性も申し分ありません。身長に合わせたタッチパネルの角度調整も可能です。
価格は業界のなかでも低く設定されていることから、導入の敷居は高くありません。印刷スピードや画質などコピー機・複合機としての基本性能も十分なため、印刷を頻繁に行う方にもおすすめできるメーカーです。
メリット(強み)
国内シェアの低さから性能を疑問視されてしまう可能性もある東芝テック(TOSHIBA TEC)のコピー機・複合機ですがビジネスユースでも問題ないスペックを有しています。ハイスペックなラインでは65枚/分の印刷速度に到達しており、印刷が多い現場でも十分活用できるでしょう。ジョブ終了後にハードディスクのデータを完全消去するなど、ビジネスユースを意識したセキュリティ機能も充実しています。
さらに特筆すべきは、マグネットペーパー、エンボス紙、クリアファイルなど通常のコピー用紙以外の特殊用紙に対応している点です。POPやノベルティ、ポスターなどの印刷も社内で完結できます。単純な資料作成だけにとどまらず複合機活用の幅が広がるのは、東芝テック(TOSHIBA TEC)製品の大きな強みではないでしょうか。
料金について
東芝テック(TOSHIBA TEC)はシャープ(SHARP)、京セラ(KYOCERA)、コニカミノルタ(KONIKA MINOLATA)などの各社と並び、価格が安いコピー機・複合機を展開しているメーカーです。「総合的に最も安いのは東芝テック(TOSHIBA TEC)である」という声も少なくありません。これは、国内シェアが低いことに由来する東芝テック(TOSHIBA TEC)の販売戦略と考えられます。そのため、他社の高価な製品に対してスペックが劣っているわけではありません。
また、本体価格だけではなくカウンター料金も安価です。とくにカラーのカウンター料金についても、他社と大きく差をつけています。カラー印刷を頻繁に行う現場では、他社のモデルを導入する場合よりも運用コストを大幅に下げられるかもしれません。
契約・保守について
東芝テック(TOSHIBA TEC)のコピー機・複合機はリース市場での流通も豊富です。本体価格が安いことから、リース料金も比較的安価に設定されています。シャープ(SHARP)、京セラ(KYOCERA)、コニカミノルタ(KONIKA MINOLATA)などと同様に、安価で高品質な製品を導入したい方に利用されています。
保守については、120カ所のサービス拠点が構えられており、各地のスタッフがメンテナンスサービスを行っています。拠点の分布はまんべんなく、多くのエリアでメーカーによる直接のサポートを受けることができます。
点検・修理依頼への対応も迅速かつ丁寧と評価されており、とくに悪い評判はありません。メーカー拠点によるサポートが受けられない場合は、リース会社や代理店のサービスを利用することも可能です。