最終更新日:2021/10/13
徹底解説!複合機とプリンター&インクジェットとレーザーの違いとは
複合機とプリンター、インクジェット方式とレーザー方式には、それぞれ適した利用目的が存在します。FAX機能が必要なら複合機、印刷スピード重視ならレーザー方式など、使い方によって選ぶべきモデルは変わってくるのです。
ここではそれぞれの印刷機の特徴を紹介し、どのような基準で選べばいいのかヒントを解説していきます。
1.複合機とプリンターの違い
「複合機」と「プリンター」。ついつい混同してしまいがちな製品ですが、実は明確な違いがあります。複合機は、その名の通り複数の機能が合わさった印刷機、プリンターは文字通りプリント機能だけに特化した印刷機と理解しておけば大丈夫です。
それでは詳しく違いを見てみましょう。
1-1.複合機とは1台4役以上のもの
複合機は、主に「プリント」「コピー」「スキャン」「FAX」の4つの機能が搭載されているものを指します。プリンター兼コピー機+スキャナー+電話付モデルのFAX…と、いくつもの機器を設置しなくても、1台ですべてまかなえるのが大きなメリットです。
本体サイズが大きく初期費用が高いというデメリットはありますが、インク代やメンテナンス費用などのランニングコストは低く抑えることが可能なので、オフィスや店舗などビジネス用途に適しています。
1-1-1.複合機といっても種類は豊富
複合機の中にもさまざまなタイプのものがあります。スマホ、クラウドに対応したネットワーク印刷機能を持ったものや、A0サイズのような大判印刷が可能なもの、あるいは厚紙へのプリントができるものや、横長の長尺に対応したものもあります。
写真や文書のみを扱うオフィスではあまり目にしないかもしれませんが、ポスターやカタログなどを扱う印刷業界向けには、ニーズに応じたさまざまなモデルが用意されています。
1-2.プリンターはプリント機能のみのもの
一方のプリンターは、複合機のうち「プリント」機能だけを持つ機器とイメージするとわかりやすいでしょう。有線LANやUSB端子、あるいはWifiなどでPCとプリンターをつないで、写真や文書を用紙に印刷します。
本体サイズが小さくコンパクトなのが特徴で、本体代金も抑えられるため初期費用がわずかで済みます。消費電力が控えめであることもポイントです。
1-2-1.最近はスキャナー・コピー機能も搭載
ただし近年では、プリンターでも複合機のような機能を搭載したモデルも出てきています。コピー機能やスキャン機能は、もはやプリンターの標準機能といっても過言ではありません。
とはいえ、ファクス付モデルのプリンターは多くないので、FAX機能の有無が複合機とプリンターを区別するポイントのひとつになるでしょう。
2.インクジェットとレーザーの違い
複合機もプリンターも、印刷方法の違いによって2種類に分かれます。おそらくあなたも耳にしたことがある「インクジェット」と「レーザー」の違いです。
インクジェット方式の印刷機は、文字通りインクを用いてプリントします。一方、レーザー方式は、「トナー」と呼ばれる粉状のプラスチック粒子を押し付けることで色彩を表現します。
2-1.液体の染料で印刷するインクジェット
インクジェット方式の複合機やプリンターでは、私たちが一般的にイメージするようなカラフルな「インク」を用います。ドロっとした液体の染料を印刷用紙に吹き付けて色や文字を表現しているため、乾く前にこすったりするとにじんでしまうのがデメリットのひとつです。
一方で、色彩豊かなインクを用いるインクジェット方式は、L判などの写真印刷に強みを持っています。レーザー方式は4色のみで色を表現するのに対し、インクジェット方式は何色、何十色ものインクを使って印刷することが可能なため、鮮やかなコントラストをカラー印刷で再現できるというわけです。
2-1-1.インクジェットは省エネ
加えてインクジェットプリンターは、電力をあまり消費しません。複合機やプリンターの製品情報や説明書にある消費電力を比較してみるとわかりますが、レーザー方式のものよりも圧倒的に消費電力が低水準です。
また、インク代も安く済むので、トータルで見た印刷コストはインクジェット方式が有利です。本体代金も安いので、家庭向けプリンターとしても人気です。コスト重視なら、間違いなくインクジェット方式の製品を選ぶべきでしょう。
2-2.レーザーはプラスチック粒子で印刷
一方、レーザー方式の複合機・プリンターでは、「トナー」と呼ばれる細かいプラスチック粒子を用いて印刷を行います。熱と圧力を用いて粒子を印刷用紙に定着させるイメージです。
レーザー方式カラープリンターの場合、シアン・マゼンタ・イエロー・ブラックの4色だけを用いて印刷するので、微細な色の表現は苦手です。ただしインクが落ちたりにじんだりすることはないので、白黒で細かな文字を印刷するならモノクロプリンターが最適です。
2-2-1.印刷スピードはレーザープリンターに軍配
また、印刷速度もレーザープリンターの方がすぐれています。インクジェット方式の場合、ヘッドを左右に動かしながら少しずつプリントしていくのに対し、レーザー方式ではページ単位でスタンプを押すようにプリントしていきます。
そのため、100枚単位で資料を用意する場合などは、圧倒的にレーザー方式がおすすめです。高速プリントにより普通紙印刷にかかる待ち時間を短縮し、より効率的に業務を進めることが可能になります。
3.どれを導入したほうがいい?おすすめポイントご紹介
複合機とプリンター、どちらを導入するか。インクジェット方式とレーザー方式、どちらを選ぶか。いろいろなメーカーからたくさんのモデルが発売されていることもあって、なかなかひとつに絞れないという方は多いのではないでしょうか。
自社のオフィスにとってベストな製品を選ぶために、次の5つの基準をもとに検討することをおすすめします。
3-1.なにを印刷するのか
まずは、なにをメインに印刷するかです。
具体的には、
- 写真がメインか?
- 文書がメインか?
を基準にするとよいでしょう。写真(カラー印刷)がメインなのであれば、色の再現率が高いインクジェット方式を選ぶべきですし、文書(モノクロ印刷)がメインなら長期的な保存が可能なレーザー方式を選択するのが賢明です。
3-2.印刷スピード
一度に大量に印刷するシーンがある、または大人数で1台の印刷機を使うのであれば、印刷スピードを優先するとよいでしょう。より高速なものを導入したいなら、1枚あたりの印刷スピードが早い「レーザー方式」がおすすめです。
3-3.FAX機能が必要か
複合機とプリンターの差は、技術革新によって年々縮まりつつあります。それでも覚えておかなければいけないのが、FAX機能は原則複合機にしか搭載されていないことです。
FAX機能が使えると思い込んでプリンターを選んでしまうと、後からFAXだけを導入しなければいけなくなるので注意しましょう。
3-4.どのくらいコストが掛かるのか
インクやトナーなどの消耗品代に、稼働させるために必要な電気代、さらに印刷機本体の価格など、選ぶ複合機・プリンターによって費用は大きく異なります。
予算の都合がつくのであれば、一般的にはレーザー方式の複合機を選んでおくと吉です。印刷機にはあまりお金をかけられないようであれば、インクジェット方式のプリンターを選ぶとよいでしょう。
3-5.ダイレクト印刷は必要か
ダイレクト印刷とは、USBメモリやSDカードなどの記憶媒体を挿入して、直接画像データや文書データをプリントする機能です。これに対応していないと、パソコンを用意してケーブルでつないだり、Wifiを通じて接続したりする手間が必要になります。
高性能なモデルの中には、タブレットやスマホからワンタップでプリントできるものもあるので、使い方によっては大きな業務効率改善につながるでしょう。
4.購入の前にまずは「コピホーダイ」でリースまたはレンタルの検討を!
「なんとなく選ぶポイントはわかったけれど、いざ購入するとなると失敗が怖い…」と感じるのであれば、複合機・プリンターのリースまたはレンタルサービスを利用してみてはいかがでしょうか?
豊富な在庫を持つ「コピホーダイ」なら、専任のアドバイザーが使用用途や平均プリント枚数などをお伺いし、予算や設置場所の都合からベストな印刷機をおすすめします。リース契約により月々の支払いを抑えることも可能で、故障やトラブル時のサポートも充実しています。
なによりも「気に入らなかったら返品」ができるので、購入前のお試しにもってこいです。公式HPでは、お客様の導入事例などもご紹介しているので、ぜひご検討ください。
「目的に合わせて複合機やプリンターを選ぶべき」
複合機とプリンターの違い、さらにインクジェット方式とレーザー方式の違いについてお伝えしてきました。両者それぞれの違いを踏まえて印刷機をチョイスすると、コスト削減や業務の円滑化が叶う設備投資が実現するはずです。
オフィスでの利用用途や目的を考えながら、ベストな印刷機を導入しましょう。
まとめ
徹底解説!複合機とプリンター&インクジェットとレーザーの違いとは
- 複合機は1台4役、プリンターは原則プリント機能のみ
- インクジェット方式は写真印刷に強く安価で、レーザー方式は文書印刷に強く印刷スピードが速い
- 使用目的やFAX機能の有無、印刷スピードの観点から商品を選ぼう
- 購入前の試用には、レンタルサービスを利用するのがおすすめ
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